企業防災、という考え方があります。企業が、従業員の防災用品を、オフィスに備蓄しておくことで、災害が起きてもそれなりに安心、というような行いのことです。しかし、企業防災の考え方は、あまり広まっていません。
そもそも、防災にはいくつかの種類があります。自己防衛を自助、地域で助け合うことを共助、自治体により助けられることを公助と言います。この中で言えば、企業は共助となりますが、しかし、防災に関して、従業員があまりにも企業に依存すると、いざ災害が起きたときに、適切な判断ができない場合があります。
企業防災において、必要な考え方は、最低限、企業が防災対策を用意しておくけれど、最終的には、個々人が自分の身を守るという、自助をするべきだ、ということです。どのような場においても、自分の身を守るのは自分です。ぜひ自己責任で動きましょう。
